「クセが伸びない」という方から相談がありました。
ヘアアイロンを使っても伸びない理由を考えてみましょう。

1、くせ毛でない場合
2、やり方が間違っている場合

今回は2のお話をしようと思いますが、まず、”1もお話を先にしてしまいましょう。”

くせ毛でないのにうねっている場合は、こんな事が考えられます。
A すきすぎている
B 痛みすぎている(特に熱損傷)
C 生えぐせ
このことは以前、ブログにも載せてあるのと、最新のお話は次回とします。

”2の「やり方が間違っている場合」について”

まず、図を見ていただきます。

人間の髪は全員頭頂部のウズを中心として、顎の方向に生えています。
この法則以外を1で話した「生えぐせ」と言います。
頭頂部から顎に向かって生えていることを無視して、ドライヤーやブロー、ヘアアイロンの方向が間違った方向にするとクセは伸ばしにくくなります。

ピンクの線は生えている方向に対して直角に取ったラインです。
ブルーは生えている方向とドライヤー、ブロー、ヘアアイロンでスライドさせる方向です。
今回、頭頂部は全然違う方向を向いていますが、これは後頭部の膨らみを作るためのもので、今回は詳細を控えます。
ブローにしても、ヘアアイロンにしても、まずはドライヤーが基礎となります。風の方向を間違えなければほとんどクセが伸びてしまいます。
それと、以前お話したラップドライを加えると、根元のボリュームや変なくせが取れてスタイリングやヘアアイロンが楽になります。

※ラップドライ
https://kazumi-yano.studio.site/posts/EaGrQsyo

それと、以前もお話ししましたが、ヘアアイロンで挟んだ力で伸ばさないことです。
絶対に傷みます。
毛束をとかしたら、毛束を引っ張って伸ばしたところをヘアアイロンで熱を加えるイメージでゆっくりスライドさせます。
これが、綺麗に伸ばすコツです。